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米国市場、大幅反落 
経済指標の悪化を嫌気 日経平均は9,600円割れか

昨日の米国株式市場は5日ぶりに大幅反落。ダウ平均は前日比279ドル安と昨年6月4日以来、約1年ぶりの大きな下げ幅となりました。雇用や製造業の景況感を示す経済指標が低調で米国景気の回復ペースが減速しているとの懸念が強まりました。市場では終日売りが優勢となりダウ平均、S&P500、ナスダックなど主要株価指数の日中足はほぼ一本調子に右肩下がりとなり、安値圏で引けました。

民間の雇用統計である5月のADP全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数が前月比3万8,000人増と19万人程度の伸びを見込んでいた市場の予想を下回りました。また、サプライマネジメント協会(ISM)が発表した5月の製造業景況感指数は53.5と、前月から6.9ポイントも低下し市場予想を大幅に下回る結果となりました。

これらの経済指標の悪化を受け債券は買われ米国10年債利回りは3%割れ。金利差縮小でドル円相場は1ドル81円を割り込む水準まで円高に振れました。一方、ドル・ユーロはユーロが反落。ドルが買われたというよりはリスク回避姿勢が強まりドルに対して上昇していた分、利食い売りに押された格好です。リスク回避という観点で買われた通貨の代表がスイス・フラン。対ドル、対ユーロとも最高値を更新しました。景気減速懸念→リスク回避の流れは商品相場でも見られ、原油が大幅に反落した一方、金は反発し一時約1カ月ぶりの高値をつけました。

こうした海外環境の悪化を受け本日の日本株も売り圧力に押されることは免れ得ないでしょう。政局の緊迫化もあり様子見姿勢が強まるなか軟調な展開となりそうです。日経平均は過去2日で215円ほど上げていますので、その上昇分の半値押し以上は売られると見て9,600円割れ程度まで下げるものと考えます。シカゴCME日経平均先物の清算値は9,560円です。

(6月2日:マネックス証券 チーフ・ストラテジスト 広木 隆)


ダウ平均が前日比279ドル安とは、
これまで続伸していただけに、この
下げ幅は非常に大きい。
金融関連のさまざまな指標が軒並み
予想を下回ったのが原因のようですが、
日本株は、これに加えて政局不安定な
こともあり、一気にに9550円も割り込み
ました。ここまでの下がりで切り返して
くれるといいのですが。
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